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日本人にとってのお金(その3)

日本人にとってのお金(その3)

預けているお金、実は減ってるんですよ

 皆さんこんにちは!

 今回は、貯めているお金が、何もしないだけで減っていることについてお話していきたいと思います。

 皆さん、為替って知ってますか?世界に目を向ければ、国ごとに使っているお金は違いますよね。日本であれば「円」アメリカであれば「ドル」ヨーロッパであれば「ユーロ」ですし中国だったら「元」ですよね。
 それぞれの通貨は、それぞれ価値が異なっていて、その価値は各国の国力や信用度によって相対的に決まるものです。特に米ドルは、世界中の通貨の基準となるような価値を持っていて、基軸通貨と言われています。
 各通貨の価値を測るためには、一つだけ見ていてもわかりません。二つの通貨をペアにして相対的に価値を判断します。基軸通貨米ドルと円を例にすると、1ドルを得るために何円払えば交換できるのかを考えればいいんです。すると、最近のレートでは1ドル113円ですので、1ドルを得るためには、113円払わないといけませんよということが分かります。このレートが変われば、1ドルが80円にもなるし、200円になることだってあり得るんですよ。
 つまり、日本の中だけで考えていると1円はいつも1円の価値を維持しているように見えるんですが、世界の為替相場を見ていくとその価値は常に変動しており、円安ドル高だとか、円高ドル安などの言葉が飛び交っているのが、本当のお金の世界なんです。

預けているだけでなぜ価値が下がるのか?

 ここまでのお話で、通貨の価値は、他の通貨と比べたときに相対的に分かるものということはご理解いただけたかと思います。
 
 ではこれから、預けているお金が減る要因を二つご紹介します。
 
 まず一つ目、為替変動による価格の上昇。
 日本は、四方を海に囲まれた国で、輸出による利益も大きいですが、国民の生活は多くを輸入に頼っています。貿易をする際は先ほどの為替レートが影響して、円が高ければ安くものを仕入れることができ、逆に円が安い時は同じものでも値段が上がってしまいます。
 2005年は、1ドル80円と円高ドル安でしたが、現在は1ドル113円と円安が進んできています。つまり、同じ輸入品でもより多くの円を払わないといけなくなってしまったので、生活に必要な金額が上がった。相対的に預金が減ったと言えるのです。

 二つ目は、インフレーション(以下「インフレ」という。)。
 インフレは、物価が上昇することを意味します。よくおじいちゃんおばあちゃんが、「昔は10円あったら腹いっぱいもの食えてたぞ」なんていう話を聞いたことがあると思います。先ほどお話した為替変動にかかわらず、日本国内の物価は、年々上昇しているんです。昔は1杯100円で飲めていたコーヒーが、今では500円になっているなら物価は5倍になっているということになりますよね。だんだん怖くなってきているかもしれませんが、物の価値が5倍になるということは、それを買うためのお金の価値が5分の1に目減りしているとも言えます。
 つまり、世の中がインフレで物価が上昇する限り、何もしないでも円の価値は下がり続けているということになるんです。
 
 皆さんお分かりいただけましたでしょうか?
 大切に預けている皆さんのお金の価値は、年々少しずつですが減ってきているんです。インフレ率以上の金利や運用益が出せないところに置いていては、将来的にあなたのお金は確実に減ります。貯金や預金は安全安心ではないことに気づいていただければ幸いです。
 

 今回はここまで。次回は、「預けているお金が、ある日突然引き出せなくなるなんて」についてお話をしていきたいと思います。
 では、また次回をお楽しみに♪


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